ミモリアル

スーパー・ストロング・メルヘン・マシン

【ボイメン】23/05/05 Zepp Haneda

6人が顔を合わせて歌うPower Of Dreamが美しく、まぶたの裏に焼き付いてる。
わたしはこの曲が大好きだ。
この曲を優しく強く歌い上げてくれる彼らが、大好きだ。

 

 

2023.05.05.fri @Zepp Haneda

カムバック東京!国内線最強伝説!
〜当機は片道分の燃料で飛び立ちマッスル〜

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これは特典会列形成待機中に、強風に煽られながら撮ったブレブレのZepp Hanedaの建物。
味がある。
風が冷たく、汗が急激に冷えて寒かった。

 

 

 

今回はリハ特典会は参加せず、12時に品川に着く段取りで新幹線に乗った。
体力の温存が優先。
リハ特典会の衣装が、思い入れのない普通のタキシードだったので助かった。
さすがにもう血眼になってすっ飛んで行くような衣装はない…はず…?

 

品川駅から天空橋駅に向かう電車に揺られている途中、「安静時心拍が高い」とApple watchに叱られた。
幸先が不安である。
無事に天空橋駅に到着したのち、友達と合流。
心拍数の件を伝え、カフェに落ち着かせてもらった。

 

Zepp Haneda、立地上当たり前だがとにかく風が強い。
せっかく巻いてきた髪が暴れ狂うので、泣く泣く二つに束ねることにした。

 

今回の席はS席(前方着席)の最後列。
Zepp Nagoyaを始め、つくづく後方に縁がある。
友達ともども、コールを網羅できるベテラン勢なので、しんがりは任せて欲しいところ。

 

開演。

 

今回のライブ、ショート尺が多いがとにかく曲数が多い。とにかく多い。
しかも、TOKIO、UFO、BMCAの「初見の人でもノれる三種の神器」が漏れなく入っていることから、今日この戦を必ず勝つ気持ちが伺える。
個人的にうれしかったのが、大きい会場でサワディ音頭が観れたこと。


衣装替えも多い。ライブTシャツを含めても6種。
衣装ごとに1ブロック、それぞれの衣装に合わせたテイストの曲が集められ、1演目になっていた。
空港らしいトップガンモチーフの衣装、懐かしのニッシンゲッポー衣装、空をイメージした青のスマートカジュアルな衣装、エリア研究生とのコラボで制服とパジャマ、レコ大での大勝負を戦った白学ラン。
ニッシンゲッポーとここで再会できるだなんて、誰が想像できた?

 

わたしは、今回のライブは関係各社へのお披露目であり、勝負の日である、と、東海3県ツアーの最中から覚悟していた。
その覚悟は、「わたしたちのためのライブじゃないかもしれない」という事態を受け入れる覚悟だった。
彼らのライブには、ファンとのコミュニケーションを楽しむ日と、自分たちの力を第三者に知らせなければいけない日がある。この日は後者。
結果、「わたしたちも演者のライブ」だった。
「ボイメンとわたしたちが無我夢中で楽しんでる様子を見せる」ライブだった。
わたしたち自身も、彼らの力の一部であることを知らしめるライブだった。
きっと伝わっただろうな、これがボイメンだって。

 

東海3県ツアーはボイメンからわたしたちへ伝えるライブ、Zepp Hanedaはボイメンとわたしたちとで第三者(関係各社)へ伝えるライブ。
そう捉えれば、すっと腑に落ちた。

 

東海3県ツアーが「思い出と今をひとつひとつ噛み締めるライブ」だった分、怒涛の勢いで次から次へと楽曲を披露し、衣装を着替えて次のシーンへ移り変わっていく今回のライブは、慌ただしさが際立った。
空港にまつわる特別な衣装は心が躍ったし、衣装ごとに曲のテイストが分かれたセトリ構成はスマートだったし、大好きなサワディ音頭も見れたし、エリア研究生とのコラボもいわゆる「夢のコラボ」感があった。
ひとつの興行として素晴らしい仕上がりだと思ったし、円盤にするのにふさわしい「作品」だと思った。
たった一度の体験としてのライブより、何度も繰り返し観るのに向いてる、というのがわたしの感想。
なのでひとまずアーカイブ配信を買った。

 

今回の肝になった炎天下奪取、結局、トータルで何回やったんだろう?
お立ち台に乗ると炎天下が流れるシステムは面白かったが、正直に申し上げてしんどかった。身体もしんどいし、飽きが勝ってしまった。
炎天下はたった一度、この4分40秒にすべてのエネルギーを賭して、明日のことも考えずに腕を振るから美しいのであって、重ねれば重ねるほどその美しさが薄れてしまうんだなあと思った。天丼は3回まで。
ただ間違いなくこの炎天下がこのライブを「マッスル」にした。
翌朝、肩が上がらなかったし首も回らなかった。

 

帰りの新幹線は疲労に耐えかねてグリーン車に課金してしまった。
くたくたの足を投げ出して、黙々と食べたサーモンカツサンドは美味しかった。

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この記事を書いて下書きに保存して、1週間ほど経った今、公開する前に読み返したら泣いてしまった。
この涙は寂しさだな。