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【ボイメン】23/04/16 ボイメンパーク

去る4/16、三重県マリーナ河芸にて、ボイメンの冠番組「ボイメンパーク」初のイベントが開催された。

 

6/1、6/8の2週でこのイベント回の放送を終えたので、放送内容も交えながら、当日の様子を思い出していく。

 

会場となるマリーナ河芸は素晴らしいロケーションだった。天気も快晴。

 

 

ツアー三重公演の翌日、ボロボロの身体を叩き起こした。

新日本のアメリカ大会を横目に身支度をし(確か第1試合でクラークとDKCに亀裂が入ったところまで見届けて)、家を飛び出した。
前日の雨で足元が悪かったら嫌だな、と思っていたけど、カラッと晴れていたので白いスニーカーを選んだ。


最寄りの駅で電車を待ちながら、辻本さんの欠席を知る。

 

9時頃、名駅で友達と合流し、JRへ乗り込んだ。
前日のライブの感想で盛り上がっているうちに乗換駅に着いており、あやうく乗り過ごすところだった。気づいた自分を褒めたい。
乗換時、ボイメンのグッズを身に着けたグループを何組も見て安心した。ついていけば間違いなく辿り着ける。オタクはgoogle mapより他のオタクを信用している。

 

マリーナ河芸の最寄り駅は近鉄千里駅。

下車後、10分ほど歩き、無事に施設に到着。

 

10時40分。到着して最初に撮った写真がこれだった。映り込みがあったため、ぼかし。

 

先に到着していた友達と挨拶を交わしていると、建物から平松さんが出てきて、打ち合わせをし始めたのが遠巻きに見えた。
放送でわかる通り、この時点でもう地上にいるのは彼だけだったらしい。
しばらくすると、平松さんはメガホンを取り、オタクの群れに向かって声をかけてくれた。
その様子も放送されていた。

 

イベント開始時間になり、平松さんの指示を受け、オタクの大移動が始まった。

気がはやったオタクの群れが走り出し、人を押し倒して阿鼻叫喚の地獄絵図…
とは、ならなかった。まったく。

速やかに列ができ、だけど人との距離を保ちながらゆっくりと進んでいった。

このオタク大移動、短い時間に3度(ステージ前→クルーザー前→ステージ前)あったのに、すべての移動がスムーズかつ穏やかだった。

群れの間を平然と通り抜けて行き、「もうちょっとこっちまで来ていいよ」「このあたりが見やすいと思います」「階段の上もうまく使ってね」と指示を出す平松さんは、完全に修学旅行の引率をしている先生だった。

 

クルーザーでかっこよく登場したメンバーと、クルーザーに乗れなかった平松さん。
(撮影OKの時間に撮っています)


クルーザー登場の撮影タイムが終わると、再びステージ前へ集合。

クルーザーから降りてくるメンバーを出迎え、番組のオープニングを撮った。
勇翔さんが「クルーザーのハンドルを握らせてもらった」と笑顔で降りてきたので、その様子は放送で観れるんだろうな、と楽しみにしていた。

実際の放送では、クルーザー内で大はしゃぎするメンバーと、地上で淡々と打合せをする平松さんを対比させており、平松さんには申し訳ないが爆笑してしまった。

 

オープニング撮りが終わると、オタクは散開し、各々好きな場所へ…
とも行かず、ほとんどのオタクは流れるように優先エリアの抽選へ移動した。

優先エリア観覧は、5段くらいの緩やかな階段に番号がついたバミリがあり、整理番号順に着席するかたちだった。

抽選の列には200人以上が並び、順番に箱の中の紙を引いていった。

なんと、わたしは当たりを引いてしまった!

この倍率でまさか当たるとは思っておらず、当たりを引く心構えができていなかったので、大変うろたえてしまった。

流れるように整理券購入のレジへ通され、¥500を支払った。

だいぶ後ろの番号だったけど、倍率考えたらすごい!

 

優先エリアの抽選を終えると、今度こそオタク散開。

 

わたしたちはトイレ休憩のついでに、展示されているボイメンパークカーの撮影に来てみた。

パークカーは扉が開け放たれ、中に入って撮影できるようになっていた。

友達と交代で撮り合おうとしていたが、その場に居合わせた初対面のオタクが「撮りましょうか?」と声をかけてくれた。
とてもノリがよく、パークカーに「かわいい!」と感動していたのが印象的なお嬢さんたちだった。

撮ってもらった後、わたしも彼女たちの撮影を担わせてもらった。

 

昼食。

外で食事をするのに最適な快晴ぶりだったけど、日差しが少し暑く、貧弱な体には堪えるので、屋内で落ち着かせてもらった。

CAFÉ&BBQマーメイドさんのカレーと、海のクリームソーダ

食事の後に気づいたのだけど、ここはメンバーも出入りする扉の近くで、思わぬ推しとのエンカウントに大変うろたえてしまった。

このイベントは屋外だろうが屋内だろうがどこにでも、メンバーが平然と歩いていた。

 

食後、友達が外を散策している間、わたしはゆっくり休息をとらせてもらい、体調が十分に落ち着いてから物販へ向かった。

 

今回の特典会の目玉はメンバー全員とのグループショット。
しかも、¥15,000のDVDBOX購入でグループショット1枚とツーショット3枚が撮れる!お買い得!*1

レジが2つあり、並んでいる途中で気づいたのだけど、現金決済のレジとクレジットカード決済のレジに分かれていたらしい。通信のシステムを使う都合で、クレジットカード決済のレジは進みが遅かった。

なお、放送ではちょうど太鼓の演奏シーンで、画面左奥に行列ができている。それがこの物販列である。
太鼓の演奏を聴きながらだったので、列に並ぶのは苦ではなかった。

 

無事にDVDBOXと特典券を入手し、一息つくと、いよいよボイメンのライブステージ。

イベントも佳境!

 

ミニライブながら、セトリが素晴らしかった。

船を背にした帆を上げろ!から始まり、コールの一体感がたまらないDOGIMAGI、子どもも大人も楽しめるニューチャレンジャー、そして船出を歌うVoyager。

しかもVoyagerでは、コロナ禍で長らく控えられていたハイタッチが解禁となった。
うれしかった。

わたしは、ハイタッチが無いことを悲しいと思ったことはなかったけど、あるとうれしいと思う気持ちはあって、でも、なぜうれしいのかはずっとわからなかった。

でも、この日気づいた。
手と手が触れることが大事なのではなく、お互いに手を伸ばす気持ちそのものが大事で、そこにうれしさがあるんだね。

 

曲が終わり、少し遅れてハイタッチから戻ってきた田村さんが名張市の法被を着ており、「名張市にされたあ!」と嘆いて大ウケしていた。

放送では、事の経緯を確認できたのだけど、なんとブースに行った田村さんは名張市の職員の方に法被を指して何か短い言葉を発し、職員の方は即座に意図を察した模様だった。そして曲の終わりには法被を着こんだ田村さんが完成しているのである。

ものすごい(お笑い)反射神経。田村さんも、名張市の方々も。

 

ライブ後には我らがボス、谷口社長が直々に、ボイメンパークの活動方針を変更する旨を発表してくれた。

当初の構想では土地を借り、パークを「建設」する話だったが、今回のイベントのように、各地でイベントを開く「移動式遊園地」の方針に切り替えることとなった。

「建設するってなると何年かかるんだ、と思えてきて…」

と言い始めた谷口社長に、メンバーも思わず「それは俺たちも思ってました…」と。
なんと、実はわたしたちオタクも、そう思っていました…。

(余談だが、社長が「た、楽しかったですか?」とおそるおそる聞いてくれたのがうれしかった。わたしたちが楽しいかどうか、それを大事にしてくれて、うれしいと思った)

 

ボイメンの普段の活動自体が、今回のパークのイベントに通じるところがある、と、わたしは思っている。

地元を愛し、人々との出会い、絆を愛し、スクラムを組んで一緒に楽しみ、盛り上げる。

今回のイベントは、彼らの理念や芯を具現化したものになった。

彼らの冠番組が開くイベントとして、ド真ん中の大正解だった。

 

 

イベントの締めは海を背にした撮影会。

 

グルショ。辻本さんの代打です!と言わんばかりの立ち位置。

 

グルショを終えると、メンバーごとのツーショット撮影が始まる。

撮影列を5つ作るのにスタッフさんが大奮闘。
オタクが荷物を置くための机を調達してきたり、スマホの画角に収まるようにバミリ(オタクとメンバーの立ち位置)を調整したり、逆光の状況で顔がうまく写るように工夫したり。

長丁場になったので、最初に撮った人と終盤に撮った人では明るさが随分違っただろうな。

ツーショ。日が傾きかけた空のグラデーションがきれい。良い写真だ。

友達とひとしきり記念撮影を楽しんだあと、暗くならないうちに帰路に着いた。

帰りの電車内では、お互いに「楽しかったあ…」しか言えない状態になっていた。

心の底から、楽しかった。

 

放送では(鮮明ではないにしても身内ならわかる程度の解像度で)はしゃぐ自分の姿が映っており、それを見てとてもうれしくなった。本当に楽しかったんだな。

 

メンバーも、スタッフの皆さんも、マリーナ河芸の皆さんも、オタクも、関わってくれたすべての人々が優しくて温かかった。

 

この幸せなイベントが、これから続いていくことを思うと、うれしくてたまらないな。

 

 

おまけ 写真

海のクリームソーダ

海。

ボイメンパークカー。




*1:普段¥3,000でツーショット1枚なので、ツーショット3枚で¥9,000。
とすると、今回はグループショットが1枚¥6,000という計算となる。