ミモリアル

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8/5-8/11 5STAR開幕、プリンター購入、座席の数だけ物語がある

ドタバタの盆前業務を乗り越え、お盆休みを迎えた。

今年のお盆は1日だけ遠征し、あとはG1と5STARの中継でぎちぎち。隙間を縫って掃除と読書をする気でいる。絵はたぶん描かないだろうな。最近は絵を描かなくても焦らなくなった。絵を描かなくても、自分を好きでいられている。絵を描く自分も変わらず好きだが。

今週は読了本2冊。苦手意識があった宮沢賢治を読み切れてうれしい。

以下、今週の日記。


2024.08.05.mon

◆セブンさんのらくがきをした。一枚絵で描きたいものがあったけど、何度描き直してもしっくりこなかったので、今日じゃないんだな、と思った。

らくがき。しっぽフェチ。

◆ぼ~っとしてしまい、寝支度が進まなかった。ちょっとよくないな。頭の中にゴミが溜まっている気がする。睡眠アプリを見てみると、ここ1週間ほど睡眠時間が少ない。眠りも浅いらしく、夜中に何度も覚醒状態になっている。寝不足→ぼ~っとする→夜更かしで寝不足→ぼ~っとする…の悪循環。

2024.08.06.tue

◆先週の週報の作業。思い出したように太字を使っている。太字を使うと一気にオタク感想文の装いになり、スナック菓子感が出る。

◆G1後楽園、1日目。ZSJvsEVILが19秒決着!19秒!
余った時間で会場中を追いかけっこして、会場は大ハッピーの大盛り上がり!満足度は試合時間に比例しない。

メインの鷹木vsSANADAがよかった。どちらへも応援が集まり、声援はイーブン。ギフトで締められた後楽園は幸福に満ちていた。

◆先週の週報用にパロディ絵を描いた。冷房を効かせていたのに、気づいたら汗だくだった。作画はスポーツ。

2024.08.07.wed

◆G1後楽園、2日目。メインでフィンレー選手を打ち破った後藤選手が、お子さんの前でマイクを締めた。父は強し。後藤選手が元気すぎる。そもそも、新世代のG1といえど、新じゃない世代は全く衰えていない。層が厚くなっただけ、競争が激化しただけで、上の世代もまだまだ最前線。

2024.08.08.thu

◆昨夜は韓流クラスを観て寝た。ボーイズグループ・TWSさんの特集回。吉原くんは彼らのことを「洗練されているのに、応援したくなる隙がある」と分析していた。日本の推し文化と相性がいいと。さすがは現役でその土俵を戦っているだけあり、目ざとい分析。

◆ずっと悩んでいたプリンターを発注した。あんなに悩んでいたのに、注文確定ボタンを押すのは一瞬だった。思い切れたということは、今が買い時なんだろうな。

◆G1横浜。鷹木vsEVIL。EVILさんが最初から飛ばしまくっており、それは勝てないときのヤツじゃん~~~;;と涙ながらに見届けた。最後にはノブおじのウイスキーミストとBUSHIさんの毒霧を連続で浴び、ご尊顔はまっくろけ。調子に乗ってしまうとすぐ大コケする、愛しの闇社長である。

◆いつも布団に入ってからお腹がすく。夏なので生きているだけでエネルギーを消費しているんだろうな。デザートのアイスをちょっと遅めの時間に食べるように工夫した。

2024.08.09.fri

◆昨夜はきちんと眠れたようで、今朝の目覚めはすっきりだった。

◆プリンターが届いた。

試し刷り。きれい!

EPSON PF-71。最大A5サイズまで印刷ができる、コンパクトプリンター。想像より小さい!かわいい!前に持っていたインクジェットもEPSONだったが、これ8個分くらいのサイズ感だった気がする。

これで印刷のためだけにコンビニに走らなくても済む。実は近場のコンビニが閉店してしまい、全然コンビニエントじゃない場所まで印刷しに行っていた。

一緒に買った用紙はL判の薄手光沢紙。この機種はロールのシール紙に対応しているらしいので、それもいつか使ってみたい。

2024.08.10.sat

◆朝から家具屋さんへ行き、帰って来てフェス。パン派陣営。今日から盆休みです!

◆スターダム、5STAR GP開幕戦。
例年通り、開幕式があった。ステージ上に(ヒール以外の)出場選手が出揃い、名乗りを受けた。今年は「出場選手が選ぶベストバウト」の動画がカウントダウン的にアップされ、開幕戦までに気持ちを高めることができた。いよいよだ〜〜!

舞華さんがショートヘア、新コス、新入場曲になっていた!ショートも似合う!狐の面に合わせてか、頬に赤のペイントが入っていた。舞華さんといえば姫カットだが、新たな姿も似合うと知れてうれしい。なつぽい戦を制し、優しい笑顔で語りかけ、約束の小指を差し出した。ぽいさんはたちまち笑顔になり、輪っかにした指を小指に返していた。戦い終われば笑顔。次は負けない、と。この潔く爽やかな戦いがあるなら、スターダムは大丈夫。

フェネクスクイーンに生まれ変わった上谷さんは、黒の羽がモサモサと踊るガウンを身に纏っていた。モッサモサだった。彼女の肩にはまたフラッグが。QQではなく、フェネクスクイーンのものだけど。vs世羅で見せたダーティーファイトはまだまだこれからではあるが、磨けばとんでもないバケモンになる。

2024.08.11.sun

◆たくさん寝て、ようやく頭の中がすっきり整った朝。けど、起きてしばらくした頃に頭痛に襲われ、ベッドにとんぼ返りとなった。耳も同時に痛くなったので気圧だな、と思ったらその通りだった。台風が生まれたらしい。

◆横になって動けない間、先週観劇した舞台ゆめくろの思い出を反芻していた。しばらく時間を置かないと出てこない気持ちがある。

あの日、わたしの隣の席の人が、キャラクターからの語りかけにウンウンと優しく頷いていた。それが強く記憶に残っている。彼女はあの世界の住人で、あの世界の皆と絆があり、一緒に困難に立ち向かっていた。衝撃だった。2.5次元舞台は真に、2次元と3次元を繋げる場所になれるんだ。作品を愛した人たちと、キャラクターとが、直接目を合わせて感謝を伝え合える世界。

わたしはあの世界の主人公として自覚が足らず、没入型のあの舞台を楽しみ切ることができなかった。キャラクターからの語り掛けに100%答えることができなかった。
マギのときもスタミュのときもそう。作品の物語より手前に「吉原くんのファンであるわたしの物語」が横たわる。吉原くんのファンとして舞台を楽しみにし、アプリゲームの予習をし、名古屋から新幹線に乗って東京へ駆けつけた。付け焼き刃で作品を愛すにしても限界があり、原作ファンに対して後ろめたい気持ちを抱いてしまう。そんなわたしの物語。

だけど、わたしが「わたしだけの物語」を抱えて劇場に来たように「作品と自分の物語」「演者さんと自分の物語」を抱きしめた人が、座席の数だけ座っている。それに気づいたとき、心がすっと解されただけでなく、きれい、と思った。すごい、銀河みたい、と。観客の数だけ思いがあり、物語があり、それがひとつの劇場に、同じ時間に集まっている。ライブと一緒だ。プロレスと一緒だ。ここもライブエンターテイメントの場所なんだ。わたしの大好きな世界だ。

銀河のひとつの星になれてうれしい、と思った。そのひとつひとつの星が尊いように、わたしはわたしだけの物語を大切に愛していこう、と思えた。

◆スターダム5S、渋谷。
同門対決を制した岩谷選手が、対戦相手の飯田選手と、セコンド業務に従事していた向後選手とで大団円の締めをした。飯田選手はあと一歩まで迫ったが、岩谷選手はまだまだ憧れでいてくれるようだ。気持ちのよいメインだった。明るい笑顔になれる試合があるから、悪がはびこっても安心していられる。プロレスってそういう場所だと思う。

銀河鉄道の夜 読了

初めてこの本を読み切ったぞ。
わたしは宮沢賢治の独特の言い回し、造語が苦手だった。あんなに苦手意識があったのに、3日で読めてしまった。読めるべきときに読める。

ジョバンニの視点で描かれる物語を観測しながら、カムパネルラがどんな人間なのかをずっと考えていた。たくさんの友達に囲まれていること、イジメられてるジョバンニを気にかけながらも派手に助けるようなことはしないこと、おっかさんに許してもらえないかもしれないことをしたこと。最後には彼の人間像が明るみになり、その顛末につらくなった。おっかさんは怒んないよ、でも、そりゃ悲しむよ。わたしですら悲しいと思ったから。

カムパネルラは派手に正義感を振りかざせる人ではなかったけど、ちょっとの勇気で自分が思う「いいこと」をして、自分が思う「いちばん幸い」を選べる人だった。彼の選択はきっとおっかさんを悲しませる。そのことまでも気がかりに思うほど、彼は人の気持ちを考える人だった。「いいひと」であろうとしたわけじゃない。自己犠牲に価値を求めたわけじゃない。ひとを思うことが彼を彼自身でいさせたんだ。

リボルバー 読了

主人公の冴が一から十まで説明してくれて、一緒に考えてくれるので「あれ?あれはどういうこと?」というのが残らなかった。気持ちよく解決し、だけど未来を想像させる心地よい余韻が残った。読みやすかった!

最後に、ゴッホの拳銃が落札されたというニュースの一文が書かれる。2019年6月19日に、実際に起こった出来事だった。ヒュッとした。わたしの誕生日! この本を選んだときも確か誕生日の直後くらいだったが、そんなこと知らなかった。見えない糸に引かれたみたいに思えて、うれしかった。