ミモリアル

スーパー・ストロング・メルヘン・マシン

9/2-9/8 吉報の吉報、トークライブ、毒展、愛ある解釈をしたい

今週は吉原くんの吉報があり、お祭り騒ぎだった。

事前に「吉報がある」という告知の出し方をしてくれたため、2度大喜びすることができた。こういう言葉の選び方ひとつからも、彼の優しさを感じることができる。彼の選ぶ言葉はいつも、受け取り手のことを想っている。こうありたい。

以下、今週の日記。


2024.09.02.mon


2024.09.03.tue

昨日は早々に布団に入り、読書に没頭した。
読み進めるのを止めていた探偵小説の解決編。kindleは右下に「本全体の何%くらい読んだよ」の目安が出るのだが、20%くらい一気に走った。まだまだ読み進めたかったが、まぶたが重くなってしまったので渋々Kindleを置いた。

お風呂で残りを読み終えた。よかった。すごく。

2024.09.04.wed

久しぶりに着たい服に出会った。ディナーショーに向けてのドレスだが。

ここしばらく服にときめかなくなっており、それがちょっと不安だった。この夏はあまりオシャレ着を着る機会がなかった。買ってからまだ一度も着れてない夏服もある。この9月が勝負。名古屋の残暑を信じているぞ。

2024.09.05.thu

昨夜の韓流クラスでは、吉原くんが特別出演でドラマの吹き替えに参加した際の様子が少し流れた。彼が演じるのは高校の先生役なのだが、「教室の広さを意識してやってみて」と言われ、次に出したテイクでは教師特有のあの張った声になっており、おお~!と感心した。

「吉報の吉報」と「吉報」

吉原くんから吉報があった。

正確には昼過ぎに「吉報あり」の吉報があり、18時にその吉報が出た。2度喜んだ。『四月は君の噓』というミュージカルの再演に新キャストとして出演することが発表された。うれしい!

吉原くんTwitch。吉報に伴う急遽の配信ではあるが、ミュージカルの話、韓国の話、直近で決まっているトークライブやソロライブの話など、簡単に網羅する1時間になった。配信中に平松さんにリプライを返したりもしていた。

わたしは、1年以上も先の予定が決まったことが心底うれしかった。ついこないだ、クリスマスの予定が出て大喜びしていたばかりなのに。楽しい予定がたくさん待っている。彼と生きるのが本当に楽しい。

かつて、あと1日、あと1週間だけと過ごしていたわたしは、ガイシホールという半年先の予定のために生き延びた。それから武道館、ナゴヤドームと、先の大きな予定がチェックポイントになってくれていた。それらは会社にもらったチャンス、グループで掴んだ目標地点だったが、今度は吉原くんが自ら掴み取ってきたものになった。それが心の底からうれしかった。彼との航海の日々が本当に楽しい。

直近に予定されているトークライブでは、アカペラコーナーと質問箱をやる予定らしい。質問箱に「お願いごと」を入れるのはアリか、という問いに「お願いされるとやりたくなくなっちゃうタイプなんです」と説明していた。やりたくなくなっちゃう理由はいろいろ言っていたが、まずは「お願いを聞くのが悔しいから」、そして「ひとりのお願いを聞いてしまうと、全員聞かなくてはいけなくなるから」。似たような話を本田さんの配信でも聞いたような気がする。

「歌のリクエストは通りやすいですね、吉原のやりたいことは通りやすい」と言っていた。確かに吉原くんは歌の話題になると、雑談にしろ特典会にしろ、リクエストしてなくても自然に歌い始めることが多い。ダンスの場合はその日の気分によるそう。「気分じゃない日だったら『え~~?今日トークライブでしょ?トークでライブだから百歩譲って歌は歌うけどダンスはさ~~~?』って断ると思う」と言っており、想像に容易くてげらげら笑ってしまった。

2024.09.06.fri


2024.09.07.sat

自分か吉原くんの誕生日に着ようと思っていた服をやっと着た。名古屋の夏が長いおかげ。

行きの交通で渋滞があり、何かと思ったらマックの月見渋滞だった。この国一番の祭りが始まった。わたしも早く祭りに参加したい。

矢場町駅に着くと、ポケセンのリニューアルオープン告知が出ていた。

俺たちのパルコにポケセンが来るぞ。

吉原ソロトークライブ

トークライブは『Last Forever』から始まった。1番のサビに差し掛かったとき、異変が発生する。2番の歌詞が出てきてしまい、「ん???」と混乱した様子を見せた。そのまま2番を2番通りで歌い、最後のサビでもう一度2番の歌詞が出てきてしまった。3度に渡り、永く遠い時間を超えてまた愛したい、と願ってくれた貴重な『Last Forever』となった。

曲の終わりに彼は「すみませんでした」と深々と頭を下げることになった。こんなに歌詞で混乱しているのは珍しい。レア中のレア。愛したい気持ちがはやってしまったんだろう(?)。そういう日もある。

今回のトークライブは『質問BOX』『アカペラコーナー』の大きく2つで構成された。「いつも質問あんまり読めないから、今日は多めに読みますね」と序盤から質問BOXのコーナーを進めていった。質問に答えつつ、近況を話していく形となった。先日まで行っていた韓国の話、先月上演していた舞台の話、先日発表された次の舞台の話、韓国遠征時に必ず持っていく物の話、恋愛では奥手か否かの話、友達の作り方の話…。挙げ出したらキリがないほど、あらゆる話を聞けた。

アカペラコーナーでは、聴きたいな~と思っていた『歌うたいのバラッド』を他の方がリクエストしてくれた。棚ぼただった。わたしはいつも挙手を遠慮してしまう。ライブ用の耳栓をしていると自分の声が聞こえにくいので、発言するのに不安がある。

最後に、『モノローグ』と『最前列へ』の2曲を歌ってくれた。『最前列へ』では、La la la~♪のところを我々ファンが担った。この曲を一緒に歌わせてもらえるのがうれしいな、と思った。一歩一歩進んでいく彼の夢の旅路に、一緒に行くんだよ、と言ってもらえてるみたいでうれしかった。

しかし、我々の声は彼の元まで充分に届いていなかったらしく、「まあ及第点ですかね」と苦い顔をされた。「けんちゃんとこのファンを見習いなさい」とのご指導も。アモーレシスターズの壁は高いぞ。平松推しと吉原推しでは、訓練された軍隊と放牧されてる羊たちくらいの差がある。



文具を買いにハンズに寄り、ついついグミを買い込んでしまった。

ご当地フルーツのグミ。

パルコの地下にスコーン屋さんのポップアップショップが出ていたので、買って帰った。

チョコチップのやつ、かぼちゃと栗のやつ。

新日本、山梨大会。鷹木選手の20周年!
対角に立っていた辻選手が活き活きとお祝い(?)しており、よかった。相手のイジり方が上手すぎる。結果は30分時間切れの引き分けだったが、もっと見たいと思わせる白熱した戦いだった。時間切れが悔しい。

ビッグラン!
実は数日前に肩慣らしでサーモンランを触ったら大絶不調で、あっという間にたつじん+2まで落ちてしまった。ビッグランでウキウキ乱獲し、無事にでんせつに戻った。助かった。


2024.09.08.sun

毒展@名古屋市科学館

外の看板。

科学館の入場列はかつて見たこともないほど行列だった。オンラインチケットの仕組みができてから、窓口の混雑は少なくなったと思っていた。チケット購入窓口と入場ゲート、ふたつの列ができていた。どちらも長蛇。窓口でチケットを買うまでに30分かかったが、その間に入場ゲートの列も落ち着いていた。べらべらと喋っていたのであっという間だったが。

地下に降りると、展示入り口から人が溢れており、唖然とした。わたしたちはこんなに混んでいる特別展を経験したことがなかった。大盛況。先週が台風だったため、天気の良い今日に集中しているというのもあるのだろうか。

人だかりでこの看板を撮るのも難儀だった。

バカデカ模型。

誇らしげなコモドオオトカゲ。

いつものように、べらべらと考察を交わしながら展示を巡った。高校を卒業してから何年経っても、我々は同じようなことをしている。

前に似たようなテーマの展示を見たとき、toxin、venom、poisonの違いを整理し、理解しようと試みた覚えがある。今回の展示ではわかりやすい図が掲示されており、一目瞭然だった。

toxin poison venomの違い。

なんと、カモノハシは後ろ足の蹴爪から毒を出せるらしい。知らなかった。

黄色の部分に毒を出す蹴爪がある。

ブリヂストン製のダンプカー用タイヤが展示してあり、ふたりしてテンション爆上げだった。

でけ~~タイヤ!輪の中から顔を出したい。

混雑で足が進まなかった影響もあるが、展示を出るまでに90分かかった。常設展を見る余力どころか、売店もそこそこに退館した。おなかいっぱい。

退館するとちょうど昼前だったので、ミュージアムカフェで昼食にした。ここへ来るといつも海老天カレーうどんを頼みがちだが、今日は強い意志を持ち、普通の海老天うどんにした。

海老天うどん。甘めのだしがおいしい。

余力があったのでデザートも頼んだ。というか、デザートのために余力を残した。上がラムネソフト、下がレモン味の炭酸氷というデザートを頼んだ。炭酸氷に初挑戦。氷なのに炭酸がシュワシュワする。新感覚!

炭酸氷。この夏1番のわたし的大ヒット。

帰りのバスで『毒もみのすきな署長さん』を読んだ。

毒展の展示内容に「毒もみ」があり、それにちなんで宮沢賢治の本が展示されていた。9ページほどの短編。絵本にもなっているらしい。



帰宅し、スターダム、新日本の後楽園大会を続けて観た。

今日はたくさん歩いてへとへとだったので、新日本のほうは最後まで観れなかった。

その他あれこれ

名探偵のいけにえ 読了

全体の36%を占める解決編を2晩で読んでしまった。面白かった。かなり好きなやつだった。

実際に起きた凄惨な事件をモデルにしており、ざっくりまとめると「密林に信者だけのユートピアを作って引きこもっている教団」の話。教団の謎を暴こうと潜入した調査団が次々に不審死する。奇蹟か、トリックか。

「奇蹟」によって失った四肢をも蘇らせる教祖と、教祖の「奇蹟」を守ろうとする信者たち。「奇蹟」の有無で推理が分かれる構造には、『うみねこのなく頃に』と同じ感覚を思い出した。「奇蹟がある」前提で推理すると真相から遠ざかり、しかもその推理を肯定すると奇蹟を否定することになった。「多重解決もの」というジャンルらしい。

「想像と現実の間に齟齬が生まれると、辻褄を合わせようとする」というのがキーになった。「予言が外れると、予言を信じる者は辻褄合わせのために予言の解釈を変える」と。これは、信者にとって信じたいものは予言ではなく、予言者を信じた自分であるから。教団においても、信じたいのは教祖とその発言ではなく、「教祖を信じた自分そのもの」だった。

本作品の名探偵・りり子は信仰を否定しないまま、奇蹟を否定しないまま事件の解決を試みた。彼らの信じるものを否定せず、彼ら自身を否定せず、教団の道を正そうと試みた。真実を明らかにして教祖を糾弾するためでなく、優しいコミュニティであれと願うための推理が披露された。

信仰の話でなくても、「とらえ方ひとつで世界が変わる」というのは身近にある。「たった一言が受け手によって違う解釈をされる」が一番身近で手頃な例なのではないか。発信者が生身の人間である以上、解釈どころか正解はひとつなのだが、受け手が相手に持っている情報や印象によって解釈が左右される。たくさん情報を持っていればより解像度が高く、精度の高い解釈がされる。良い人だな~と思っていれば好意的に、イヤなやつだな~と思っていれば悪意を持って解釈される。

人は信じたいものを信じる。そして、本当に信じて守りたいのは「信じた自分そのもの」である。だとすれば「悪い解釈、悪意のある受け取り方をした自分」を守ろうとすればどうなるだろうか。「誤解してたのね」で済むのが理想だが、解釈との辻褄を合わせようとして、更に悪い解釈を重ねるのではないだろうか。

解釈は受け手の内側からしか出ない。情報が少ないままに解釈することも、イヤなやつだと思って解釈することも、受け手の思うがまま、受け手の信じるままである。「解釈」とは言いながら、見つめているのは「自分自身」なのかもしれない。優しい解釈、愛ある解釈をできる人間でありたい。