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7/1-7/7 遠回りのバスに乗る、超極上ナゴヤカブキ巌窟王、Audibleを試す

今週は特にSNS疲れが顕著だったため、Twitterを開かないことを意識して過ごした。できる限りオフラインを楽しむように心がけたら、順調に回復している。

オフライン活動をいろいろ試した中では「Audibleを試す」が一番面白かった。自分には無縁だと、使う機会などないと思っていたツールの利用は刺激になった。選択肢として迎えていい、とさえ思った。

以下、今週の日記。


2024.07.01.mon

◆Forbidden Doorのゼロアワーを出勤前ギリギリまで粘って観た。女子タッグまで観れた。桃さんの試合を見届けてられてよかった。

◆「名古屋の空気はうめぇ」と、吉原くんのツイート通知がApple watchに届き、仕事中に飛び上がった。現在、東京にて舞台の稽古に勤しんでいる吉原くんが、一時名古屋に帰ってきているらしい。うれしいな。同じ故郷を愛していることがうれしい。

◆帰宅し、Forbidden Doorを観た。
モネvsバッケル。圧倒的モネちゃんムードだった会場がすっかりバッケル派になってしまい、モネちゃんにブーイングをしていた。最高だ!バッケル選手はゴチゴチのヒールなのに!みんなバッケル選手を後押ししていた。バッケル選手が世界に見つかってしまった!

2024.07.02.tue


2024.07.03.wed

◆昨日の夜、「何もできなかったな」と言う気持ちが渦巻いて寝付けなかった。本当に何もできてないわけではない。普通に仕事をし、何ならしっかり月初業務を倒した。昨日という1日に満足できなかったんだろうな。今日は何かひとつ、自分を納得させるアクションができたらいいな。

◆ひとの悲しみ、怒りに触れてしまうと引っ張られてしんどい、ということが続いており、TwitterのTLを見れなくなった。おすすめ欄だけじゃない、自分が純然にフォローしている相手のツイートすら。これは完全に自分の状態が悪いので、養生せねばならない。

◆韓流クラス。前述の通りTwitterを開くのがつらかったが、韓流クラスのハッシュタグは平和そのものだったので、そこだけ開いて呟いていた。韓流クラスは良い。異国へ来て懸命に感謝を伝えようとしてくれるナ・イヌさんの真摯な瞳、その手助けをする古家さんの優しい瞳、大好きな韓国文化に囲まれて心躍らせているファンのきらきらした瞳。この番組を構成しているのは愛ばかり。
番組の最後にエンディングとしてLast Foreverが流れた!びっくりして飛び上がってしまった。吉原くんのソロ曲が地上波で、レギュラー番組で流れている。うれしいな。うれしい。1日の最後に救われた。

2024.07.04.thu

◆暑い。もう化粧をしながら汗が出てくる季節になった。そろそろミントの下地をおろすか。

◆RKBラジオ、さえのわっふる。吉原くんは赤レンガ倉庫でのライブの昼・夜公演の合間に、ZOOMにて遠隔出演した。メチャクチャなスケジュールである。

七夕に因み、本音と建て前それぞれの願いを答えており、「早く名古屋の家に帰りたい」という本音を漏らしていた。吉原殿は早く自分の城に帰り、ゲームがしたいと申しておるのだ。後に活動の展望を聞かれ、「活動を通して知ってもらって、名古屋にもっと人を呼べるようにしたい。名古屋を盛り上げたい」と言っていたのがうれしかった。ここが彼の芯。こういうインタビューを聞いて、自分の中の吉原くんと相違ないことを知ると安心する。会えていない日が続いても、物理的な距離があっても、わたしは彼を見間違えていない。

ソロ曲の話もたっぷり引き出してくださったが、義経を始めとする舞台・ミュージカルの話にも触れてくださり、とてもうれしかった。

◆STARDOM、後楽園。セミ、あの&ぽいvs岩田&愛海。岩田選手とぽいさんのシバき合いに感化され、熱を取り戻していくあのたんが、厳しい戦いの中で笑っていたのがよかった。戦いの中であのたんが見せる、あの表情が好き。岩田選手の試合を見るのは2度目。表現が正しくはないが、男子みたいなプロレスをするなあ、という印象だった。普段見ている新日本の選手のリズムと差がない。あの延長線上にいるな、と思った。わたしは入りやすかった。

セミ後、わたしはついつい7.15後楽園のチケットを見ていた。スケジュール的にムチャなので踏みとどまったが、この行動こそが、岩田vs安納が「思わず会場へ行きたくなる試合」となった証明だった。プロレス現場にせよライブ会場にせよ、演者は「来てください、席を埋めたいです、満員の景色が見たいです」と訴えるばかり。客でひとくくりにしてしまうが、我々はひとりひとりの個。この個が自らを物語の中に投じたいと思えたとき、会場へ足を運ぶ。プロレスもライブも体験だから。

◆ボイメンパーク、餅街道の後編。熱湯玉露の一口目に対するリアクションがよかった。「スープみたいというか…出汁みたい!」と述べており、抽出の仕組みとしては出汁をとるときに近いからだろうか、と考えた。吉原くんは前回の安永餅の件と合わせ、「ボイメンパークのイベントで団子屋を出したい」とプランを提出していた。そこでお茶も出してもらおうと。正直、キッチンカーで一番欲しいかもしれない。団子屋。

2024.07.05.fri


2024.07.06.sat

◆メガネを作りに行った。度が変わったとかではなく、大きな窓を正面にしてデスクワークをしており、眩しさを軽減するレンズがないか相談に行った。サングラスや、人気の可視光調光レンズでは勝手が違い、かと言ってカラーレンズではブルーライトへの防御力が弱い。結局、ブルーライトカットの強度がより強いものを作ってもらうことにした。ほぼカラーレンズくらい色がついてるやつ。受け取りは来週。

◆買い物の帰り、遠回りになるバスに乗った。別段急いで帰る用事もなく、なんだかちょっと冒険したくなり、最終的にはちゃんと自宅の近くに降りれることだけを確認して乗った。地域の巡回バスで、そう広くない範囲をうねうねと巡ってくれた。一度自宅最寄りに近づいたと思ったら遠ざかり、また近づき。面白いな、と思った。最初に一緒に乗り込んだ買い物客は皆とうに降車しても、わたしだけしつこく乗っていた。

2024.07.07.sun 超極上ナゴヤカブキ「GANKUTSU‐O」

◆新栄駅に降り、ヤマザキマザック美術館のカフェへ入った。舞台の開場時間まで時間があり、だけど美術館を見て回るほどの時間はなかったため、お茶だけすることにした。

抹茶のシフォンケーキ。

最近、ポポと外食するのが楽しい。当初はぬいとの生活に自信がなかったが、今のところうまくやれている。もっと太陽の下に連れ出してあげたいな。

◆開演が近づき、会場へ向かった。名古屋市芸術創造センター。2023年暮れの、義経千本桜ぶり。

会場の入り口に大幕!

取り置きしてもらったチケットを受け取り、階段を上る。チケットをもぎってもらうと、「パンフレットとオヒネリをお取りください」と促された。見ると、近隣で催される公演のフライヤーをひとまとめにした束と、小さい飴玉のような包みが3つ入った小袋。この飴玉みたいなのが、オヒネリだという。

休憩の際に撮影。前説で1つ投げてしまったので、2つ。

今日の公演はオーケストラの生演奏がある。義経の時にプレミアム席として出ていた前方席の部分はオーケストラピットになっており、蓋をするように網が張ってあった。前説にて説明があったが、この網は投げられたオヒネリを受け止めるために設置したものらしい。「おひねり」は小銭を紙に包んだもので、役者の見せ場で舞台に向かって投げられるアレである。アレの疑似体験をしようじゃないか、というのがナゴヤ座が普段から取り入れている趣向だった。

わたしがもらったのは無料のオヒネリ、お試し用のオヒネリである。階段を上がって右手にガチャガチャ機がずらっと並んでおり、これが有料のオヒネリらしい。ガチャガチャ機にてお金を払って入手したオヒネリは、実質的に投げ銭になる。なるほど上手く考えられている。

席は全自由。もう開場してしばらく経っていたので、席はほとんど埋まっていた。後ろのほうではあるが、見やすい席に座れた。

開演。

始まってすぐ、オーケストラの演奏で会場が包まれ、来てよかったなと思った。暗がりにスポットライトが落ち、照らされたエドモン・ダンテス…モンテ・クリスト伯が美しかった。サンザさんこと名古屋山三郎さんのお芝居を拝見するのは、名古屋をどり2回と義経千本桜を経て4度目。彼はハマり役でなかったことがない。今回も大ハマり役だった。というか、彼のモンテ・クリスト伯だから来た。

カブキでモンテ・クリスト伯をやるというのがどういうことか、全く想像できないまま今日を迎えたが、目の当たりにしてみるとなかなか、違和感が仕事しなかった。舞台はフランスで皆洋装だったが、全編を通して拍子木(歌舞伎でカン!カンカンカンカン…と鳴らすアレ)による効果音が使われ、殺陣の効果音も拍子木だった。初めて見る景色。新鮮だな、と思った。

拍子木がカン!と鳴り、役者が見えを切ると、舞台袖に置かれた「オヒネリNOW」というランプが点灯する。その瞬間にお客さんは「サンザ!」などと役者の名前を呼び、オヒネリが舞う。実際に見るとすごく楽しかった。お金を投げているわけではないのでジャラジャラッという感じではなく、もっと軽い、結婚式のライスシャワーに近い。あれも似たようなものだし。景気がいい感じがする。黄色のオヒネリも混ざって飛んでおり、これが課金オヒネリだろう。

最初のうちは投げるタイミングを図りかねてチャンスを逃したが、だんだんとリズムがわかってくる。ここか!と思っても「オヒネリNOW」が点灯しないときもある。難しいが楽しい。

物語については、エドモンの5歳年下の弟としてピエールという捜査官が登場し、兄の冤罪の真相究明と、兄の復讐の制止に奮闘する姿に胸を打たれた。モレル商会のピエールが元だろうか。良い声の役者さんだった。

ナゴヤ座に興味があるがいきなり持ち小屋へ行くのは勇気がいる、そんなわたしの入門には持って来いの現場だった。いずれホームへも足を運んでみたいな。

カーテンコールでは撮影タイムも。

◆帰路、地下鉄の栄駅で♯7119のポスターを発見。というか、地下鉄に乗っていると各駅で、ホームに貼られているのが車窓から見えた。

名駅を中心に主要な駅に貼られているらしい。

日常の風景に、こうしてボイメンの顔があるのがとても良いな、と思った。わたしはボイメンにこうあって欲しいのかも。街に自然と寄り添っていて欲しい。例えば他県から来た人がこのポスターを見て、「ああ、名古屋に来たんだね」と感じて欲しい。

◆夜、吉原くんTwitch。名古屋に帰り、モッパンと雑談の配信をしてくれた。うれしさのあまり、しっぽをぶんぶん振ってコメントしてしまった。お恥ずかしい。後になってこうして冷静になるが、配信中はもううれしくてIQが3しかない。吉原くんは優しいので、うまく受け流してくれる。足元にまとわりつき、顔をべろべろ舐める飼い犬にされるがままでいるように。

昨年開催されたCOLORZ SHOWの話の流れで、マリーゴールドを歌ってくれた。わたしは未だにサビまで聞かないとこの曲だと判別ができないけど、彼が歌うこの曲が大好き。彼は週末に開催されるボイメンとBMKの大おんがく祭が昼夜2部制であることを今知り、ビビっていた。相変わらず、彼のスケジュールはオタクのほうが詳しい。

その他あれこれ

◆Twitterを封じると、日記をちゃんと書くようになる。Twitterでインスタントに、ぽんぽんと所感を発してしまうとそれで満足してしまう。本当は140字で収まるような気持ちではないのに。

◆初めてAudibleを使ってみた。YoutubeなどでCMを見るたびに、いつ使うんだろう、と思っていたが、なるほど、使いどころはある。考え事をしたりしない、単純作業が果てしなく続くときなんかに向いている。わたしの場合は家事と、ネイルと、スキンケアの時間なんかにAudibleがぴたりとハマった。手がふさがり、目をテレビやタブレットに向けれない時間。

自分の目で本を読むより朗読してもらったほうがいい、とは思っておらず。自分のペースで読み進められない朗読は、内容を咀嚼できないままどんどん話が進んでしまう。聞き取れない言葉があったり、どんな漢字をあてた言葉かわからないときもある。

布団に入って目を瞑って聴いたら、きっと眠ってしまうだろうな~…と思っていたらやっぱり寝た。寝落ちする前にどこまで聴いていたかわからず、探すのも大変だった。爆笑。

ちなみに今回聴いたのはホラー小説。

レビューでは「ナレーションが陽気すぎて全然怖くない、残念」などと不評だったが、わたしは逆に助かった。怖くないほうがいい。淡々と読み上げられたら寝る前に聴くなどできなかった。