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3/11-3/17 ヴーカ発売、平松写真展Y、勇翔卒コン

勇翔さんの卒業ライブがあった。

日記を書き終えてしまうとわたしの中で卒コンが終わってしまうので、記事を上げるのを渋っていた。マコライのときと一緒。

ニューシングル、ヴーカの発売週でもあった。
もう何度も発売日を経験しているのに、今回が一番わくわくした。CDが手元に届くのが、純粋に「うれしい!」と感じた。

以下、今週の日記。


2024.03.11.mon

◆ヴーカの初回A盤B盤のジャケ写が解禁された。セルリアンブルーだ!タムさんがわたしの大好きなパイプ椅子を持っている。ゆとりの手四つも良い。

boysandmen.jp

◆NJC、松山。元3Kの追いかけっこが可愛かった。今日の会場はおとなしめだなあ、と思っていたけど、メインのSANADAvsYOSHIHASHIは大盛り上がりだった。

◆栄第七学園、勇翔さんラスト回。彼にまつわる数々の事件を聞き、懐かしんだ。本田さんがテッパンにしていた「酔っぱらった勇翔が掘りごたつに消えてった事件」も、もう聞けなくなってしまうと思うと寂しい。

ぶっちぎりRUNNERの音源初披露もあった。この曲はボイメンの魂を源泉掛け流しで浴びれて最高である。

◆先週の週報に載せるつもりで絵を描いた。平目筋の際、吉原くんがえりあしを結んでいたのがよかったなあという絵。

2024.03.12.tue

◆本日フラゲ日!我が家にもヴーカが届いた!西宮の分だった。

初回A・初回B・通常が勢ぞろい。
箱を開けるときってこんなにうれしかったっけ。本当にうれしかったし、何が入ってるかわかってるのに、クリスマスの朝みたいだった。大はしゃぎした。

◆NJC、宇和島。SHOさん凱旋!「宇和島の恥」として地元に愛されるSHOさんが、今夜もファンのボードを破いたり、マイクで罵倒したり、イキイキと交流していた。YOHさんが宇和島のみかんを口にくわえて登場しSHOさんを煽っており、とてもよかった。

◆サイドオーダー、スピナーは苦手だから敬遠していたけど、想定よりサクサク進んでびっくりしている。なんなら楽しいまである。

2024.03.13.wed

◆「察しの悪い雨穴」を観てゲラゲラ笑った。

◆サイドオーダー、スピナーをクリア。やっとロッカーから弓のパレットが出た!このために苦手な武器もこなしていた。早く真っ白な弓を持ってナワバリに出たい。

◆マコライの日の日記を上げた。エイッてやったら上がる状態で、なかなか上げられずにいた。この記事を上げたら、マコライが終わってしまうと思った。でもインターネットに記録を残すって決めたから、上げた。

2024.03.14.thu

◆義経イベントのチケットを発券した。セブンでの発券は久々だったので、「レジでバーコードを見せる式」なのをすっかり忘れており、プリンターのパネルの前で困惑していた。お恥ずかしい。無事に発券できてよかった。

◆サイドオーダー、ストリンガーをクリア!憧れの白弓!最短クリア、最高スコアだった。結局インクパチパチとインクネバネバが強い。

◆吉原くんTwitch、エペ。マイファスのKid'sさんとのコラボだった。お兄ちゃんの友人であり、幼馴染であるそう。兄弟のような仲の良い掛け合いが楽しかった。Kid'sさんが「このゲーム楽しすぎてやめられねえよ~~~!!」と言っていたのがとてもよかった。趣味を「たのし~~~!」と楽しめる大人と一緒に過ごす時間は楽しい。

2024.03.15.fri

◆NJC、大阪。ELPvs辻が、あんな色の試合になると思ってなかった。ふつふつとグツグツと、ドロドロとギラギラと。

優勝予想に挙げていたZSJ選手が成田選手に負けてしまった。成田選手にはバンバン勝ち上がって欲しかったので、それはうれしい。まあZSJ選手は優勝しなくてもいつでもIWGP世界に挑戦してほしい。わたしが見たいので。

2024.03.16.sat 平松写真展Y

◆栄に着いてまず、ソニーストアさんに向かった。エスカレーターで3階に上がると、もうモノローグが聞こえてきた。

光で温度を操る平松さんの特色が活きていた。温かな部屋での思い出はより温かく映り、冷たい雪景色はより冷たく映る。思い出が温かければ温かいほど、別れの予感は冷たく、寂しかった。女優さんが雪の中を歩くカットを撮影をした日は、偶然にも関東で大雪が降った日だったそう。

物語の合間に挟まれる、吉原くんの歌唱シーンも美しかった。やっぱり平松さんが撮る吉原くんは特別。美しく、瑞々しく映る。ライブで歌ってくれるときのあの熱感と湿度感を、かなりの再現度で映像におさめてくれた。

「空っぽの関係」の歌詞の箇所で、急に文字による演出のカットが入る。「空っぽの関係」と打たれた文字が、一文字ずつ消されていくカット。美しい映像で彩られたMVで、文字だけなのはここだけ。ここが強く印象に残っている。「空っぽの関係」だと自覚して言葉に起こし、消すことで気づかないふりをしている。今、こうして日記をタイプしている自分には痛いほどわかる。一度打った文字を消す行為が。わたしにも、見ないふりして消してきた気持ちがたくさんある。

勇翔さんが卒業して道は分かれても、吉原くんのソロ曲のMVの中に、平松さんの作品の中に、絆の証として残っていくのがうれしかった。

無意識に握りしめていたようで、右手が痛かった。

展示室の真ん中に、歴代のオフショットで埋め尽くされたテーブルがあった。それらの写真を見て、「この写真知ってる、あの頃の勇翔さんだ、これはあのとき、こっちはあの頃」と懐かしんだ。他推しではあったけど、長い時間を一緒に過ごしてきたんだ、と思い知った。寂しいなあ。

作品展の右隣には、大型テレビがたくさん並ぶコーナーがあり、そこで延々とヴーカのMVが流れていた。そこで小休止を取った。モノローグとの温度差がすごい。交互浴みたいだった。

◆HMV栄へ、ヴーカの引き取りに行った。持って行ったカバンに収まってよかったが、肩が取れそうなほど重かった。この感覚も久々で、うれしかった。

◆丸善に寄り道するも、肩が重すぎて無理だと悟った。ほうじ茶ラテをテイクアウトして帰ろう、と寄った妙香園で、海展の割引券を見つけた。今度友達と行く約束をしている。

2024.03.17.sun 勇翔卒業ライブ

◆7時のアラームで一度起きたけど、追加で1時間寝て、8時から活動を開始した。昼のリリイベにはギリギリの到着になってしまうが、卒業公演を万全な体調で戦いたかった。朝ごはんもきっちり食べて出発。

卒コンの看板。

昼のリリイベは整番式、フォレストホール1階全自由席だった。整番が600番台だったので、開始間近に入場し、後方の座席についた。友達についてってなりゆき任せで位置どったが、見事に吉原くんの立ち位置を引き当てた。

セトリ:ソーレ、レディバイ、DTG、ヴーカ

ソーレもレディバイも、てっきり卒コン本編でやると思っていたのでびっくりした!先日マコライがあったばかりなので、6人用のレディバイのコールにモタついてしまった。すっかり口が4人用になっていた。

MCで話題に上がったが、今朝平松さんは声出しのために近所のカラオケ店におり、物販に並ぶオタクの列を見ていたらしい。オタクも平松さんもおつかれさまである。

吉原くんは喉を温存した無言特典会だった。このあと大舞台が控えているので。身振り手振りで勢いよく答えてくれる様子が可愛くて、これはこれで大満足なのである。

会場を離脱し、食事へ。まだ正午過ぎだったので、混む前に入店してしまえばこちらのもの。オタク御用達のデニーズを選んだ。

あまおうのミニパルフェ。

デニーズを出て、フォレストホール併設の喫茶店へハシゴした。オタクで混んでるかな?と思ったが、すんなり入店できた。オタクは皆、物販の長蛇の列に拘束されている。

「おふろくまさん」というメニュー。ミルクに浸かれるはずだったのだが…。

入場の列が捌ききれず、開演時間は押した。10分~15分くらいだったかな。

卒業公演は、勇翔さんを呼び出す儀式から始まった。カウントダウンとオーバーチュアのあと、ジャングルのような音声が流れ始めたあたりから様子がおかしいとは思った。どこかの民族のようなお面をつけた5人が登場し、うち1人がセンターで1人、棒をブン回して舞い始めた。すぐに吉原くんだとわかった。こんなこともこなしてしまうんだ、改めてすごいな。

呼び出しに応え、勇翔さんが降臨。そのままヴーカへ突入。今まで観てきたライブの中で、一番美しいオープニングだった。「演目」という感じ。壮大な物語への導入。近年のボイメンのライブは特に、「ライブ」の言葉で済ませるのは違うな、と思う。1つ1つが「作品」になっている。メンバー主体で作り上げているからだろうな。

ヴーカの次はぶっちぎりRUNNERだった。もっと見たかったな、6人のぶちらん。みんな大好き、本田&勇翔の大きいハートも見納め。これをお出しされたとき、古の友達に「おい!とんでもねえぞ!」と言って回った。このふたりは同級生コンビだが、あまりコンビ売りをしてこなかった。まあ「高校の同級生」というゴリゴリつよつよの「同級生コンビ」平松&吉原がいる手前、推し出す必要はなかったのだろうな。ふたりで何かするときに便宜上「同級生」と使っていた程度。6人になってからいわゆるシンメ扱いが増えた印象がある。最後の最後にいいもん見れたな。大きいハートの直後の手パアン!が元気良くて好きだ。


www.youtube.com

以降、怒涛の勢いで公演を駆け抜けていった。セトリ等詳細は省く。何せこちらも無我夢中で駆け抜けたので。

勇翔さんが卒業にあたり、思いのたけを言葉にしてくれた。無口だった彼が自分で言葉を選び、伝えることに徹する姿を見て、本当に巣立ちなんだなと思った。わたしは、ボイメンは卒業のためのグループではない、と、今でも思っていて、勇翔さんの「卒業」についてもずっとしっくり来ていなかった。そうか。「巣立ち」なんだな。ストンと腑に落ちた。

彼は「ボイメンらしさ」を「気持ち」だと語ってくれた。「気持ちでぶつかることを大切にしてきた」と。グループの形が変わるたびに、「ボイメンらしさって何だろう」と考える。学ランがボイメンなのか?オラオラしたヤンキースタイルがボイメンなのか?バカやってるのがボイメンなのか?彼らがボイメンと名乗るからボイメンなのか?勇翔さんの言葉は、それらの疑問への解だった。いつでも全力で、妥協なく、技術より気持ちでぶつかるその魂こそが「ボイメン」なんだ。

わたしは「ボイメンという名のコンテンツ」が好きなのではない。「気持ちでぶつかってくれる彼ら」が好きなんだ。

勇翔さんが愛したボイメンは、わたしが大好きなボイメンと同じだった。同じものを愛してるんだって、うれしかった。勇翔さんはいつも、大騒ぎする他のメンバーを端でニコニコ見ていた。ボイメンを俯瞰で見ているわたしたちと一番近い位置にいたのが、勇翔さんだったのかもしれない。

次の曲を振ろうとする勇翔さんの後ろに登場した5人は、戦隊ヒーローのようなポーズで静止していた。会場は小笑いくらい。「直前まで『本当にやるの?』って言ってた」「勇翔全然こっち見てくれなくてどうしようもなくなった」「俺らすべってた?」と言う5人に、勇翔さんは「でもこれがボイメンらしいよね」と笑っていた。

社歌がなかったのがびっくりしたのと、ウィネバがあったのがうれしかった。ウィネバはわたしにとっても大切な曲だった。そりゃそうか。立っている場所は違っても、同じ時間を過ごしてきたんだ。

アンコールでは、全員が歴代の勇翔さんの学ランを着ていた。勇翔さんの学ランは基本長ランなので、本田さんなんかは裾を踏んでしまいそうでヒヤヒヤしていた。実際、勇翔さん自身が着ていてもヒヤヒヤすることが多いらしい。この歴代学ランはステージ上のマイクスタンドにそれぞれかけられていった。

勇翔さんに一生分のヴーカをやってもらった。羽田での炎天下天丼がここで踏襲されるとは。吉原くんに「(おれの最後のパート)歌って!」と促され、「大丈夫!」と頷くも一切歌わず、夢中で腕を振っていた勇翔さんが勇翔さんらしくてよかった。

ハイタッチで3、4階を駆け回っていた勇翔さんがへろへろの体を引きずってステージに帰ってきて、「階段が、キツい…でもこれがボイメンだよね…」と言っていて、そんな噛みしめ方するんだ、と笑ってしまった。ハイタッチへ向かう行きのエレベーターで一緒だった本田さんは「さすがの勇翔もしんどいんじゃない?」と聞いたらしい。勇翔さんからは「しんどいけど、嫌じゃない」と返ってきたそう。楽しんでるんだ、最後の最後まで。

Wアンコールの最後に、勇翔さんが自身の学ランを脱ぎ、マイクスタンドにかけ、ステージを後にした。ステージ上に勇翔さんの学ランが6着並び、緞帳が下りる。なんて美しいんだろう。文字通り、幕を閉じたんだ。ボイメンの勇翔さんの歴史が。一緒に過ごしてこれて本当によかった。

別れは寂しいけれど、気持ちが晴れやかだった。
「大事な家族を送り出せたんだ」という、誇らしい気持ちだった。

終演後、遠方から来ている友達の体調が傾いてしまったので、特典会~帰路までの補助についた。昔ならわたしは補助される側の人間だったが、ライブで大ハッスルした上でまだピンピンしていた。直近のシアター公演「MEN」や「平目筋晩餐会」のほうがよっぽどキツかった。あれらで鍛えられているのかも。わたしはたくさんの人に助けてもらったから、助ける側ができるほど元気になれてうれしい。

友達を無事に新幹線の改札まで見送り、わたしも帰路。